苔に覆われた木の幹から緑色の草のようなものが生えています。これが今回の主役、ノキシノブです。
この木の葉っぱではなく、木の幹に着生するシダ植物の一種です。中低山の樹林帯ではよく見かけますし、岩や石垣に生えていることもあります。この写真は、まだ若くて緑色ですが、成長したものはやや茶色を帯びたように見えることもあります。
このサイト『絶景360』は、その名のとおり絶景写真を公開するのが趣旨です。でも今回の写真は「これが絶景? 違うんじゃね」と言われるかもしれません。
でも私は、森の中にある小さな絶景も大好きなんです。たとえば、こんな感じ。
【今週の1枚】森の中の小さな絶景
【今週の1枚】木の幹に宿る小さな絶景
あるいは、こんなのも。
【今週の1枚】森のオブジェ in 北八ヶ岳
【今週の1枚】森の中の小さなテーブルマウンテン
こうした小さな景色も、すてきな絶景、ミクロコスモスじゃないかと思っています。
さて、今回の写真は全体的に白くモヤっとしています。これは撮影時、霧に包まれていたためです。フォトレタッチを使えばシャキッとさせることもバキバキにすることもできますが、あえて撮影時の空気感を大事にしています。
ちなみに、ノキシノブは雨が降ると水を吸い、それが乾くまでの間に光合成をするそうです。そして乾燥しているときは、じっと耐えているのだとか。だから霧は、ノキシノブには吉兆かもしれません。
撮影場所:奥多摩・檜原都民の森
撮影日:2002/6/29
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