一切経山(いっさいきょうざん)は、福島県の日本百名山・吾妻山(あずまやま)の一角にある標高1949mの山。吾妻山は大きな山というか連峰で、最高峰は西吾妻山(2035m)です。
ほかにも、西大巓(にしだいてん)、中大巓(なかだいてん)、東大巓(ひがしだいてん)、烏帽子山(えぼしやま)、家形山(いえがたやま)、東吾妻山(ひがしあずまやま)、吾妻小富士(あずまこふじ)など、たくさんのピークがあります。

この写真は、安達太良山の北側にある箕輪山から見た吾妻山の全景です。一切経山は吾妻山のなかでも東側に位置しています。たぶん右端から2番目の白い山だと思います。
一切経山は、浄土平(じょうどだいら)から片道1時間半くらいで山頂まで行ける比較的登りやすい山です。ただし、今も南側斜面から噴気が上がる活火山なので注意が必要です。
山頂は広く、展望もなかなかです。そして、山頂部の北側へ行くと五色沼(ごしきぬま)を見下ろすことができます。この五色沼が、通称”魔女の瞳”です。太陽の位置や天候、時間によって青や緑に色が変わることから五色沼と呼ばれ、その吸い込まれそうな美しさから”魔女の瞳”といわれるそうです。
また、春には雪に覆われていた湖面に青い穴が開いて、まさに眼のように見えることから瞳に例えられたという説もあります。湖面に青い穴が開くことを開眼といいます。
なお、五色沼と呼ばれる湖沼は他にもあります。すぐ近くの裏磐梯湖沼群(うらばんだいこしょうぐん)にも五色沼があるし、日光白根山の山頂部にも五色沼があります。これらと区別するために、”魔女の瞳”という呼び方が定着したとも言われています。
撮影場所:一切経山の山頂部
撮影日:2023/10/26
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