
鳩待峠から至仏山を目指すと、その手前に小至仏山がある。いわゆる前衛峰だ。とはいえ展望のある、いい山。頂で足を止めて景色を味わいたい。

写真1:燧ケ岳から見た尾瀬ヶ原と至仏山。その山頂の左に見えるピークが小至仏山。実は、いろいろな方角から見える。(撮影:2002/10/11)

写真2:至仏山の山頂から見た小至仏山。尾瀬ヶ原から登ると至仏山の裏に隠れて見えないが、山らしい形をしている。(撮影:2018/7/19)

写真3:鳩待峠側から見た小至仏山。こちらから登ってくると、小至仏山が至仏山のように見える。でも本峰は、まだ先。(撮影:2018/7/19)
*タイトル画像は5秒ごとに変わります。
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前至仏山でもニセ至仏山でもなく小至仏山
大きな山は、しばしば前衛峰を持っています。最高峰の手前に、少し標高が低いものの山として認識できるピークがあると、それを前〇〇とか小〇〇と呼ぶのが一般的です。
たとえば、北アルプスの常念岳(じょうねんだけ)の手前に見える前常念(まえじょうねん)。東京の最高峰・雲取山(くもとりやま)の手前に見える小雲取山(こくもとりやま)などです。百名山のひとつ巻機山(まきはたやま)の前衛峰は前巻機山(まえまきはたやま)といいますが、一般にニセ巻機という不名誉な名前で呼ばれています。
小至仏山(こしぶつさん)も至仏山(しぶつさん)の前衛峰にあたる山だと思います。群馬県の鳩待峠(はとまちとうげ)から尾瀬ヶ原に下りないで時計回りで尾根伝いに至仏山を目指すと、その手前に見えてきます。そして、多くの人が至仏山本峰と間違えるようです。そういう意味では、ニセ至仏と呼ばれてもおかしくないでしょう。
ただ、尾瀬ヶ原から至仏山へ行く登山道が登り専用なので、ほとんどの人は鳩待峠から尾瀬ヶ原の山の鼻(やまのはな)に下ってから至仏山に登ります。すると登山中は、至仏山に隠れて小至仏山は見えません。
至仏山の山頂から進行方向(尾瀬ヶ原の反対側)を見ると、初めて小至仏山のピークに気がつきます。そして、鳩待峠に戻るには小至仏山を越えて行く必要があります。
でも、小至仏山も展望のいい山です。特に、至仏山を裏側から見られる希少なスポットだと思います。
では、小至仏山の山頂で撮った360°全天球パノラマ写真をどうぞ。
以下のサムネイルかタイトルをクリック(タップ)するとリンク先にある360°全天球パノラマ写真を見ることができます。PCは全画面表示、スマホは横向きもお勧めです。

小至仏山の山頂で全天球パノラマ写真(撮影:2018/7/19)
なお、至仏山の記事は以下のリンクからご覧いただけます。
【至仏山】尾瀬ヶ原や燧ケ岳の展望を楽しめる尾瀬の名山
小至仏山へのアクセス
エリア:東北南部

小至仏山だけを目指す人は、ほとんどいないと思います。群馬県側の尾瀬の入口である鳩待峠から至仏山へ行く前か後に小至仏山を通過するのが一般的です。
①群馬県側の鳩待峠から、まず尾瀬ヶ原の西端・山の鼻に下ります。そこから至仏山に登ります。そして、鳩待峠に戻る途中で小至仏山の山頂を通ります。ただし、残雪期(例年6月)は登山道が通行止めになります。
②鳩待峠から小至仏山を通って至仏山の山頂へ至ることができます。ただし、やはり残雪期は通行止めになります。また、至仏山から山の鼻へ下ることができないので同じ道で鳩待峠に戻ります。
③西側の湯の小屋温泉から笠ヶ岳を経て小至仏山と至仏山へ至るルートもありますが、距離が長いため通常の登山ペースだと現実的ではありません。






















