山歩きのベテランの方には言わずもがなだと思いますが、北アルプスは一筋の尾根ではなく、概ね3本くらいの尾根が縦(南北)に並んでいます。
南部は、槍ヶ岳から穂高連峰へと連なる主稜線が真ん中にあって、その東側に常念山脈、西側に笠ヶ岳支脈が走っています。今回の写真は、笠ヶ岳支脈の真ん中あたりにある秩父平と呼ばれる場所を写したものです。
この日は未明に鏡平山荘を出発して、弓折分岐(乗越)へ。そこから弓折岳と大ノマ岳を経て稜線を歩きました。その先で出会ったのが、この景色でした。
美しい景色に出会うと「日本じゃないみたい!」という人がいますが、私はこの表現が好きではありません。確かに世界各地に素晴らしい絶景がありますが、日本にもたくさんある。いや、むしろ他の国より多いんじゃないかと思っていたりします。
でも、それでも確かに日本的ではない、ヨーロッパアルプスや他の国の風景を思い起こさせるような景色に出会うことがときどきあります。この秩父平も、そんな日本離れした景色のひとつだと思います。
ちなみに、この写真の左側に写っている岩稜帯がまたカッコいいんです。秩父平の中ほどから見ると屹立した岩が独特の景観をつくっています。その写真は、また別の機会に。
撮影場所:北アルプス・笠ヶ岳支脈
撮影日:2019/9/19
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