これまでも何度か「森の中の小さな絶景」として苔の写真を、このコーナーに掲載してきました。今回も、小さな絶景シリーズの1枚になります。
森の中で細くて赤い朔を伸ばす苔、ときどき見かけるのですが、いくら調べても名前を特定できません。最初はハリガネゴケかその仲間だと思っていたのですが、Googleレンズはヤノウエアカゴケではないかといっています。
ヤノウエアカゴケだとすると、しっとりとした森の中より明るく開けた場所を好むようです。漢字で書くと「屋上赤苔」、なんと屋根の上によく生えていたからこの名前になったのだとか。
裸地や田畑の道路脇でも、よく見られるようです。なんと南極にも進出しているのだとか。すごい苔ですね。ただ、ほかの植物が増えると日陰になるのでその場から撤退するそうです。
苔は種類が多すぎて、とても理解が追いつきません。それでも思うのは「やっぱ、美しいなぁ~」ということ。森の中で、ときには道端で、今この瞬間もこんなミクロコスモスが息づいているんですよね。素敵だなぁ~。
ちなみに、過去に掲載した苔の写真は以下のリンクからどうぞ。
【今週の1枚】北八ツ・苔の森の絶景
【今週の1枚】朔を伸ばす北八ツのスギゴケ
【今週の1枚】森で見つけた天然の苔玉
【今週の1枚】森のオブジェ in 北八ヶ岳
【今週の1枚】登山者を見守るかわいい妖怪たち
最初に紹介した小さな絶景は、こちらです。
撮影場所:檜原都民の森
撮影日:2002/6/29
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