8月最後の1枚は、北アルプスの涸沢(からさわ)です。3000m級の山に登る人にとって、最も人気のある場所のひとつではないでしょうか。
一般的なルートは、まず上高地から約10kmの林道を歩いて横尾へ行きます。ここまでは平坦な道ですが、約3時間かかります。長いです。
横尾で左に折れて、大きな吊り橋を渡ると、そこから先が本格的な登山道になります。
前半は、左側に屏風岩の絶壁を見ながら進みます。やがて本谷橋を渡ると急登が始まります。ガレ場を通過して少し行くと谷の先に涸沢ヒュッテが見えます。ところが、そこから涸沢まで意外に遠い。
とはいえ、上高地から涸沢までコースタイムで約6時間。朝、上高地を出発して午後早めの時間に到着できる、程よい距離かと思います。
私が初めて北アルプスへ行ったのも涸沢でした。涸沢ヒュッテに泊まって、翌日は奥穂高岳の山頂まで往復。もう一泊して下山しました。当時は登山初心者で、この日程でも上高地に着いたときには疲れてヘロヘロでした。
さて、涸沢は氷河に削られてできた巨大なU字谷です。そして、その底から円形劇場のように前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳を望むことができます。
今回の写真には月が写っていますが、その下の稜線が前穂高岳と奥穂高岳を結ぶ吊尾根(つりおね)です。そして、その下にある雪渓が涸沢の大雪渓で、秋にはかなり小さくなりますが雪が消えることはありません。
涸沢は、いつ行っても美しい場所ですが、特に有名な絶景が2つあります。モルゲンロートと紅葉です。モルゲンロートも、いずれここで紹介できればと思っています。涸沢の紅葉は、こちらで紹介しています。
撮影場所:北アルプス・涸沢カール
撮影日:2017/8/28
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