樅沢岳(もみさわだけ)は、北アルプスの双六小屋から槍ヶ岳に向かって西鎌尾根を歩き始めて最初のピークです。標高は2755m、周囲に名山が多いためか特に有名な山ではないと思います。
このときは、新穂高温泉から入山して4泊5日で赤牛岳まで往復しました。最終日、双六小屋から新穂高へ下山する前に樅沢岳から槍ヶ岳を見ようと早朝に出発。なんとか日の出に間に合いました。
樅沢岳から見る槍ヶ岳は絶景と聞いていたのですが「う~ん、まぁ確かにね」くらいの感じ。双六小屋から弓折岳方面に伸びる稜線から見る景色と大差ないというのが正直な感想でした。
ところが、その右側に視線を移すと、今回の写真のような絶景が広がっていました。画面左端の少し雲がかかった山は西穂高岳の一部です。右側の台形のピークは笠ヶ岳。その間で雲の上に頭を出している山が2つありますが、手前が焼岳、奥が乗鞍岳ですね。
このように焼岳と乗鞍岳が並んだ景色を見られるスポットは他にもありますが、おそらくこの辺りが最奥ではないでしょうか。そして実は、乗鞍岳の奥には御嶽山があります。この写真でも、乗鞍岳の右奥に少し見えています。
名山の配列に加えて、その奥に広がるビーナスベルト(地平線の近くに伸びる赤い帯)がまたいい感じです。やはり山の絶景は、雲や光の演出によって一段と際立つ、それを実感した時間でした。
撮影場所:樅沢岳の山頂
撮影日:2019/8/9
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