今回は苔(コケ)の写真です。これまでも何度か苔の写真を掲載していますが、今回の苔はなかなかユニークですね。
タマゴケというそうです。丸い玉(たま)がたくさんある苔だからタマゴケ、そのままですね。でも、分かりやすい。一度見たら忘れないと思います。
丸いのは胞子がたまる朔(さく)で直径は2ミリくらい。赤いところは、胞子を出すための蓋だそうです。不思議なことに同じ方向を向いていて、たくさんの目玉に見られているような気がします。
ということで、この写真のタイトルを「登山者を見守るかわいい妖怪たち」にしました。”妖精”ではなく”妖怪”です。かの目玉オヤジのイメージということで。
もしも自分が小さな虫になって、ふと見上げると無数の目が自分を見ていたらなんてことを想像すると怖いですね。実際は低い位置にあるので自分が見下ろされることはないと思います。でも、もしも何もないところで不意に躓いたら、無数の妖怪たちが足元を見ているかもしれません。
さて、この写真の撮影場所は奥多摩の登山道脇です。実は、わりとよくある苔のようで、そんなに珍しいものではないんだとか。実際、鑑賞用や栽培用に販売もされています。
このような緑で真ん丸の朔が見られるのは4月ごろで、やがて茶色くなって、しわができるそうです。わかってくると、かわいく見えてきます。
過去に掲載した苔の写真は以下のリンクから。
【今週の1枚】朔を伸ばす北八ツのスギゴケ
【今週の1枚】森で見つけた天然の苔玉
【今週の1枚】森のオブジェ in 北八ヶ岳
撮影場所:奥多摩・川苔山の山麓
撮影日:2003/4/29
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