【今週の1枚】逆さ筑波山と朝日の絶景

今回は、茨城県の筑波山です。標高は876mと低いですが、歴史ある名山として日本百名山にも選ばれています。筑波山の記事は、こちら

筑波山は、関東平野の北部にあって周囲に高い山がないため、さまざまな場所から見ることができます。空気が澄んでいると、東京・八王子の高尾山中腹にある稲荷山からも見えることがあります。

そんな筑波山の撮影スポットとして人気となっているのが母子島(はこじま)遊水地です。母子島遊水地は筑波山の西側にある人工的な池で、池自体は特に珍しいものではありません。

ただ、風がないときは水面に筑波山が映ります。また、筑波山から朝日が昇る景色を見ることができます。特に、2月と10月には、筑波山の山頂に朝日が輝くダイヤモンド筑波山が見られます。さらに、それが母子島遊水地に写るとダブルダイヤモンド筑波山になります。

筑波山は、男体山と女体山の双耳峰で、南北から見ると意外に横長の山です。しかし、この場所からは2つの山頂がほぼ重なって、鋭く天を指すような姿を見られるのも撮影スポットとして人気が高い理由かもしれません。

さて、私が母子島遊水地を訪れたのは1月中旬の早朝でした。ここで御来光を撮ってから、初詣を兼ねて筑波山に登りました。冬の関東は晴天が続くのですが、さらに念のため天気予報を確認していったこともあって見事な晴天に恵まれました。

そして撮ったのが、今回の1枚です。

このとき、真冬の朝にもかかわらず地元の常連さんが何人も来ていました。そして、撮影後に話を聞くと「今日は雲がないからダメだ」と言います。

確かに、この場所で撮った写真は無数にあります。そして、なかでも特に目を惹く写真は、絵になる雲が出ていて、そこに朝日があたって赤くなっていたりしてドラマチックな景色になっています。

そうした写真を撮るには、偶然そういう条件に恵まれるまで何度も通うしかありません。とはいえ、初めて行って、これくらいの写真が撮れたのは幸運だったと思います。

ちなみに、筑波山に登ってから、夕方もう一度、この場所に来たのですが、母子島遊水地から見る夕方の筑波山もなかなかでした。

撮影場所:母子島遊水地
撮影日:2020/1/20

筑波山へ行くのに最適な地図は、
2024-筑波山・加波山
[PR]この地図をAmazonで見る。

※このサイトには、Google AdSenseから配信された広告が表示されています。
※この記事には、アフィリエイト広告が含まれています。

冬の丹沢山塊【今週の1枚】奥高尾から望む冬の丹沢

丹沢山地の冬景色【今週の1枚】丹沢山地 冬景色

関連記事

  1. 早朝の霧ヶ峰から浅間山を遠望

    【今週の1枚】早朝の霧ヶ峰で浅間山を遠望

    先週に続いて、霧ヶ峰の最高峰・車山で撮った朝の景色です。今回は、浅間山を遠…

  2. 千曲川源流遊歩道

    【今週の1枚】千曲川信濃川水源地へ続く森

    山梨、埼玉、長野の3県境にある甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は、日本百名山であ…

  3. 吹割の滝

    【今週の1枚】東洋のナイアガラ・吹割の滝

    群馬県沼田市にある吹割の滝(ふきわれのたき)は、名瀑100選にも選ばれてい…

  4. 冬の奥多摩、海沢大滝

    【今週の1枚】初冬の滝はひっそり輝く

    今回の写真は、奥多摩の海沢(うなざわ)大滝です。撮影時期は12月中…

  5. 早朝の霧ヶ峰から槍穂を遠望

    【今週の1枚】早朝の霧ヶ峰で槍穂を遠望

    日本百名山の中でも、登りやすい山のトップグループに入る霧ヶ峰。その最高峰の…

  6. 涸沢カールのお花畑

    【今週の1枚】涸沢カールのお花畑

    この写真は、北アルプスの涸沢から奥穂高岳へ登るとき撮りました。撮影したのは…

  7. 厳冬期の西穂高岳

    【今週の1枚】厳冬期の西穂高岳

    冬の北アルプス、それは登山者にとって憧れの領域のひとつではないでしょうか。…

  8. 昭和記念公園のコスモスの丘

    【今週の1枚】コスモスが咲き乱れる丘

    秋を代表する花というと、いろいろありますが、このコスモスもそのひとつではな…

おすすめ記事
  1. 鳥海山タイトル写真8
  2. 赤岳タイトル写真1
  3. 槍ヶ岳から見た山並
  4. 雨飾山の登山道
  5. 北岳タイトル写真5
  6. 剱岳タイトル写真4
  7. 槍ヶ岳タイトル写真4
  8. 奥穂高岳と涸沢岳
PAGE TOP