今回の写真は、ほんのり雪化粧した高尾山の景色です。
高尾山は、東京・八王子の郊外にある標高599mの低山。しかし、世界一登山者が多い山として知られています。
以前、今週の1枚として高尾山の山麓にある神社の写真をアップしました。冬晴れの元日に撮影したものです。
そのときも書きましたが、関東の平野部では、冬は乾燥した晴天が続きます。それなりに空気は冷たいのですが、写真に撮ると日差しは春のようにも見えます。
そんな高尾山の周辺(関東南部)でも雪が降ることがあります。降らない年もありますが、たいてい一冬に1~3回ほど雪が積もります。といっても、ほんの数㎝。早いと半日、長くても数日で溶けてしまいます。
東京や神奈川で積雪が10cmを越えると大雪で、交通機関が乱れて大騒ぎになったります。ちなみに八王子では、過去の積雪の最高記録は40~50cm程度だったようです。
雪が降るのは、1月中旬から4月初旬あたり。八王子で生まれ育った感覚では、春が近い時期の方が降りやすいように思います。年末に積もることはまずない一方で4月になってから降ることがあります。
西高東低の冬型の気圧配置のとき、日本海側は大雪ですが関東では晴天が続きます。一方、冬型が緩んで南岸低気圧が本州の南側を通過するとき、上空に寒気があると名古屋や東京など太平洋側の地域に雪をもたらします。
今回の写真を撮った2月中旬も、そんな条件がそろって雪となりました。といっても、雪国の人が見たら秋の終わりの初雪くらいにしか見えないかもしれません。
とはいえ、この日の登山道はこんな感じでした。こんな景色の高尾山に登る機会は地元に住んでいてもあまりありません。
冬の高尾山で気をつけたいのが日陰に残った雪です。長いときは1ヶ月くらい残っていたりします。
特に危険なのが、山頂広場から奥高尾方面へ下りる石段で、登山者に踏まれた雪が氷になっていることがあります。私自身、以前とても怖い思いをしました。
高尾山は低山といえども、山は山。ご安全に。
撮影場所:高尾山の中腹
撮影日:2010/2/14
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