私は広大な景色が大好物なのですが、今回の写真のような風景も好きです。まるで和服の柄のような、日本的情緒が溢れる景色ではないでしょうか。
撮影時期は11月初旬、撮影場所は奥多摩にある檜原都民の森です。
当時は、たびたび檜原都民の森を訪ねて、木とか葉っぱとか森の中の景色を撮影していました。今、見返しても楽しめる写真がたくさん残っています。
今回の写真ですが、背景の緑は主に檜(ヒノキ)の森です。つまり人工林ですね。その中に細いモミジが何本か生えていて、見事な色に染まっていました。その美しさに惹かれて撮影した数枚の写真の中の1枚です。
杉や檜の人工林というと、山歩きが好きな人からすると、あまり好ましいものではないかもしれません。そもそも天然林を伐採して植林したものですし、林業の衰退に伴って手入れが不十分な放置林の問題もあります。花粉症の原因にもなっています。
しかし、そういったことを脇に置いて、赤と橙に染まったモミジを引き立てる背景として見ると、なかなかの名わき役といえるかもしれません。
背景も含めて、とても日本らしい景色のように思います。
撮影場所:檜原都民の森
撮影日:2002/11/6
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