石鎚山(いしづちさん)は、西日本で最も高い山とされています。西日本の範囲は業界によって変わるようですが、山の話をするときは近畿、中国、四国、九州の総称だと思います。
石鎚山へ行ったのは、2010年の11月中旬でした。このころ私は、登山から離れていました。しかし、この年は仕事で四国へ行く機会が多かったので、せっかくだからと夏に剱山、そして秋に石鎚山に登りました。
コースは、東側の土小屋からのピストンで日帰り。天気は曇り、山頂部にはガスがかかっていました。
それでも、ときどきガスが晴れて、弥山から独特の鋭い形をした天狗岳を見ることができました。そして、天狗岳の山頂へ。弥山に戻ったときは、「まぁ、無事に山頂まで行って来れたし、善しとしよう」くらいの気持ちでした。
帰路は、石鎚スカイラインを南下しました。すると、走り出してすぐ見事な紅葉に出会いました。あまりの美しさに、途中で駐車場に車を停めて写真撮影。記憶があいまいなのですが、おそらく面河渓(おもこけい)のあたりだったと思います。
といっても、ごく普通のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)しか持っていなかったし、空には雲が広がっていて白いので映えません。それでも十数枚ほど撮った中にあたりがありました。それが今回の1枚です。
鉄道写真家の中井精也さんが、以前テレビ番組で「白い空は親の敵だと思って画面から外せ」と言っていました。実際、青い空と白い空では写真の印象がまったく変わります。
今回の写真も空は写っていません。白い空が入った写真もあったのですが、やはり見栄えがよくありませんでした。一方、曇り空ゆえの柔らかく均一な光のおかげで穏やかな紅葉写真になっています。
撮影場所:愛媛県・面河渓付近
撮影日:2010/11/14
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