山の秋といえば涸沢の紅葉、いえ今回は黄葉の写真です。
左下の建物は涸沢小屋。その背後の崖の上で、ダケカンバが黄色く色づいています。そして、真っ青な空。まさに絵に描いたような秋の景色ではないでしょうか。
紅葉(こうよう)というと、普通はモミジをイメージする人が多いかと思います。一方、山で紅葉の主役はナナカマドの赤とダケカンバの黄色です。そこに、ハイマツの緑が加わります。
涸沢でも、この3色が美しい錦(にしき)の景色をつくります。ダケカンバの赤をメインにした涸沢の紅葉は、以下の記事でご覧いただくことができます。
【今週の1枚】世界一の紅葉@涸沢
こっちの写真の方が、”涸沢の紅葉”のイメージに合うかもしれません。しかし、もし”涸沢の黄葉”というタイトルなら今回の写真の方が相応しいと思います。
涸沢は、本当に美景の宝庫です。春(初夏)の雪景色、夏山の景色、そして秋の紅葉、いつ行っても素晴らしい景色に出会うことができます。もちろん、天気にもよりますが。
涸沢の風景は、これまで何度も『絶景360』に取り上げてきました。以下のリンクからお楽しみいただけます。
まずは、春(ゴールデンウィーク)の雪景色2枚です。涸沢小屋のデッキから前穂高岳を見ています。
【今週の1枚】雪の涸沢、夜明け前
【今週の1枚】雪の涸沢に朝日が射す!
続いて、夏の夕景です。奥穂高岳と前穂高岳をつなぐ吊尾根の上に三日月が輝ています。
【今週の1枚】暮れゆく涸沢カール大雪渓
涸沢の全容は、次の記事のタイトル写真1枚目を見るとわかります。
【奥穂高岳】北アルプス最高峰から望む秋晴れの絶景
左側の高い山が奥穂高岳、右側の山は涸沢岳です。そして左右の斜面がお椀のように削られていて、こうした地形をカール(圏谷)といいます。昔、氷河によって山が削られた跡です。
この写真に写っている範囲の大部分が涸沢カールですが、いわゆる涸沢は写真の一番下、グレーの石がガラガラしたところです。その右に小さく涸沢小屋が写っています。
撮影場所:北アルプス・涸沢
撮影日:2002/10/3
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