この写真は一見、平べったい山の上に雲があるように見えるかと思います。でも実は、富士山です。右側に少しだけ雪が見えますが、雲の中に雪をかぶった山頂部が隠れています。
先々週、愛鷹山の黒岳で撮った紅富士の写真をアップしました。今回の写真も同じ日に撮ったものです。黒岳で紅富士を撮った日の出のころは、見事に晴れていて素晴らしい富士山を見ることができました。
その後、愛鷹山の稜線を歩いて最高峰の越前岳へ。その山頂でも富士山は見えていました。しかし、木の枝などが視界に入って撮影にはイマイチ。そこで、越前岳の北側中腹にある展望スポットへと下って行きました。
下りている最中も富士山は見えていました。ところが、展望スポットに着いて顔を上げると、この景色でした。わずか数分の間に、富士山の山頂部が雲に覆われてしまったのです。
まるで「今日はここまで」と、突然幕を下ろされたような感じです。そのときアタマに浮かんだのが、今回のタイトル「絶景とは”絶望の景色”なのか!?」という悲痛な叫びw
山では、このようなことが少なくありません。複数の天気予報を見て、できるだけ晴天の確率が高い日を狙って出かけるのですが、山頂の手前で雲の中という経験を何度もしています。
もちろん逆に、ダメ元で行ったら「素晴らしい景色に会えた!」ということもあります。ホント、何度も書いていることですが「絶景は出会い、絶景は体験」、そして一期一会です。
さてこの日、しばらく待ちましたが雲は取れませんでした。諦めて越前岳の山頂に登り返し、呼子岳と蓬莱山へ行ったのですが、空はどんどん雲に覆われて蓬莱山では粉雪が舞いました。
撮影場所:愛鷹山・越前岳の中腹
撮影日:2023/1/03
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