展望がいい山は数々ありますが、北アルプスの笠ヶ岳もそのひとつ。全国的に見ても、かなり順位が高い好展望の山だと思います。
東側には槍・穂高連峰、南には焼岳、霞沢岳、乗鞍岳、御嶽山が見えます。西側には、遠く白山。北側には抜戸岳、双六岳、その奥に黒部源流域の山々があります。
そして、その景色、山々の見え方が1日の中で刻々と変わっていきます。どの山でもそうですが、特に美しいのは朝と夕方です。
今回は、夕方の絶景です。西に日が傾いて、東側の槍・穂高連峰に夕日が当たっています。このように、夕日が山にあたって山が赤く染まることをアーベントロートといいます。
逆に、山が朝日に染まって赤くなることをモルゲンロートといいます。どちらかというとモルゲンロートの方が有名ですが、場所によっては見事なアーベントロートを見ることができます。この、笠ヶ岳から見た槍穂も、そのひとつでしょう。
ちなみに、このとき西側を見ると白山の傍らに沈む夕日が素晴らしいです。その景色は、以下のリンクで見ることができます。
笠ヶ岳は、百名山のなかでも登るのが大変な山のひとつです。しかし、登る価値は十分にあります。山頂の少し下に山小屋があるので、そこに泊まって「たくさんの人に、夕方と朝の絶景を体験してほしいなぁ」と思います。
撮影場所:笠ヶ岳の山頂
撮影日:2019/9/19
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