今回は、このサイトでは珍しく動物の写真を取り上げたいと思います。冬の上高地で撮影したニホンカモシカです。
前回は、冬の上高地で撮った穂高連峰の写真を掲載しました。今回の写真も、同じ日に撮影したものです。
上高地へ入る道(長野県道24号上高地公園線)は一年中、交通規制されていますが、特に冬は道路が閉鎖されていてバスやタクシーも入ることができません。そのため、中の湯のバス停付近から釜トンネルを歩いて上高地へと向かいました。
まだまだ厳冬期の2月下旬でしたが、運よく晴天に恵まれて美しく雪化粧した穂高連峰を堪能できました。そして、さらに雪の中に立つニホンカモシカに遭遇というオマケがついてきました。
ニホンカモシカは、最後に”シカ”という言葉が付いていますが、実際には鹿の仲間ではなく牛に近い動物だそうです。日本の固有種で、本州から九州に生息しています。
冬眠しないため、冬は木の皮や雪の下の草木を食べているとのこと。そして、人に遭っても逃げようとせず、ジッと見ていることが多いとか。特に崖の上に立つ様子を「アオの寒立ち」というそうです。このときも、動くことなく雪原からこちらを見ていました。
念のためネット検索してニホンカモシカについて調べたのですが、夏の姿はもっと痩せて見えます。改めて今回の写真を見ると、体が丸く大きく堂々としています。真冬なので毛が多かったのだと思いますが、その立ち姿はとても印象的で神々しく見えました。
撮影場所:上高地
撮影日:2001/2/21
ここへ行くのに最適な地図は、
[PR]この地図をAmazonで見る。
※このサイトには、Google AdSenseから配信された広告が表示されています。
※この記事には、アフィリエイト広告が含まれています。