正面の茶色い山は、北アルプスの硫黄岳です。正確には、茶色い山肌の左上にある緑色のピークが硫黄岳だと思います。その奥に見える山は大天井岳、そして右上の雲の中に槍ヶ岳があります。
硫黄岳とういう山は各地にあるようです。最も有名なのは、八ヶ岳の硫黄岳でしょう。北アルプス南端の乗鞍岳にも硫黄岳と呼ばれるピークがあります。また、青森県と鹿児島県硫黄島にも硫黄岳があるようです。
今回の硫黄岳は、いわゆる黒部川源流域に近い三俣蓮華岳から撮影しています。三俣蓮華岳や鷲羽岳から南東を見ると、この茶色い山肌がよく目立ちます。いったい何なのか、前から気になっていました。
茶色く見えるのは硫化花崗岩という岩だそうです。崩壊が激しくて、少なくとも正規の登山道はありません。地図で見ると、鷲羽岳と大天井岳のあいだ、大きな空白地帯の真ん中にあるのを確認できます。
この硫黄岳に登ってみたいとは思いませんが、いつかこのサイトで写真を紹介したいと思っていました。異様な岩肌とドラマチックな雲が劇的な雰囲気を醸し出しています。
著名な山が写っていると、そちらに目が行ってしまうので槍ヶ岳が雲に隠れていたのもよかったのではないかと思います。
撮影場所:三俣蓮華岳の山頂
撮影日:2023/8/29
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