この山は、鳥取県の名峰かつ中国地方の最高峰である大山(だいせん)です。
大山は、別名を伯耆富士(ほうきふじ)といって富士山のような端正な姿を見せる山ですが、それは西側から見た景色。今回の写真に写っているのは北壁で、巨大なクレーターの内側を北から見た様子です。
大山北壁の展望としては、豪円山中腹の”のろし台”から見た景色が有名です。以下の記事のタイトル写真3枚目に掲載しています。
そして、もう1ヶ所、北壁ビューポイントとして知られているのが火口の内側にある元谷です。今回の1枚は、その元谷で撮影しました。まるで円形劇場の舞台に立ったように、ぐるっと稜線に囲まれています。
大山の山頂部、その稜線は崩落が激しくて縦走不可とされています。現在、山頂とされているのは最高地点の剣ヶ峰ではなく、その西側にある弥山(みせん)です。
弥山への登山道としてメジャーなのは夏山登山道を行くルートです。一方、大山寺と大神山神社奥宮を経て元谷へ向かう行者登山道を選ぶと、この景色を見ることができます。
この後、行者登山道は六合目避難小屋の手前で夏山登山道に合流します。しかし、そこまでの登りがキツい。そこで、行きは夏山登山道を登って帰りに行者登山道へ下るのもいいかもしれません。
撮影場所:大山・元谷
撮影日:2022/6/28
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