【今週の1枚】至仏山のホソバツメクサ

この白く可憐な花は”ホソバツメクサ”です。たぶん、間違いないと思います。Googleの画像検索で念入りに調べたので。それでも間違っていたら、問合せフォームから教えて頂けると嬉しいです。

撮影場所は、至仏山の中腹です。といっても尾瀬ヶ原側ではなく、小至仏山と鳩待峠の間、おそらく原見岩の近くだったと思うのですが、20年以上前なので記憶が定かではありません。

この日は、早朝に鳩待峠をスタートして山ノ鼻へ下り、しばらく尾瀬ヶ原を散策。そして至仏山へ登り、小至仏山を経由して鳩待峠へと戻りました。

例年、5~6月は残雪のため至仏山への登山は禁止されます。また、7月になって通行規制が解除されても、山ノ鼻から至仏山へ至るコースは登り専用で下ることはできません。

ということで、必然的に反時計回りで周回することになります。

この日は、薄っすらとガス(霧)が立ち込めていて展望はイマイチでした。でも、そんなときは花を美しく撮るチャンスです。

強い日差しがあると、光が当たったところが白トビしたり、強い影が出たりして、上手に撮るのは難しいもの。しかし、高曇りやガスに包まれているときは光が拡散するので花を柔らかな雰囲気で撮ることができます。

それはいいのですが、問題は撮影時や撮影後に花の名前を確認すること。同じような花が何種類もあって、とても難しいです。特に、白い花と黄色い花は似た花がたくさんあるので苦労します。というか、私にはほとんど分かりません。

以前、ある山小屋の談話室で、宿泊者の女性が2人でデジカメの画面と植物図鑑を見比べながら「これが、この花でしょ」「いや、これはさっきのこれじゃない?」などと話しながら熱心に花の種類を調べていました。でも結局、「よく分からないね」といって全部を確認するのは諦めていました。

別の山行では、ものすごく高山植物に詳しい人に会ったこともあります。周囲の仲間に「これは?」と聞かれると、すらすら答えて見分け方も解説していました。しかし、それを聞いても、なかなか見分けられないし覚えられないし…。

まぁ、花の名前を覚えるのも山の楽しみのひとつだと思ってコツコツ行こうと思います。

撮影場所:至仏山の南側斜面
撮影日:2001/7/10

ここへ行くのに最適な地図は、
2024-尾瀬
[PR]この地図をAmazonで見る。

※このサイトには、Google AdSenseから配信された広告が表示されています。
※この記事には、アフィリエイト広告が含まれています。

【今週の1枚】奥秩父のギンリョウソウ

早朝の霧ヶ峰から槍穂を遠望【今週の1枚】早朝の霧ヶ峰で槍穂を遠望

関連記事

  1. 木の幹に宿る小さな絶景

    【今週の1枚】木の幹に宿る小さな絶景

    今回は、木の幹に宿る小さな絶景の写真です。このような景色を絶景とい…

  2. 大菩薩嶺・上日川峠のブナ

    【今週の1枚】大菩薩嶺・上日川峠のブナ

    大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県の北東部にある標高2057mの山。日本…

  3. 裏磐梯の姫沼

    【今週の1枚】秋色が映える裏磐梯・姫沼

    いきなりですが、山にある池とか沼って美しいと思いますか? 湿原にある池塘は…

  4. 山開き直前の富士山五合目

    【今週の1枚】山開き直前の富士山五合目

    富士山に登りたいという人は多いですが、富士山はいつでも登れるわけではありま…

  5. 尾瀬の池塘に映る逆さ至仏山

    【今週の1枚】尾瀬の池塘に映る逆さ至仏山

    尾瀬ヶ原の写真は、これまで何度も【今週の1枚】で紹介してきましたが、今回は…

  6. 朝日に輝く阿武隈川

    【今週の1枚】朝日に輝く阿武隈川 from 蔵王…

    日本は島国なので、山から海が見えるのは、そんなに珍しいことではありません。…

  7. 大晦日の夕日

    【今週の1枚】大晦日の夕日に感謝する

    今回は、自宅の近くで撮影した夕陽の写真です。撮影日は2018年12月31日…

  8. 西沢渓谷の大久保ノ滝

    【今週の1枚】初夏の緑と西沢渓谷・大久保ノ滝

    今回の写真は、山梨県北部の西沢渓谷にある大久保ノ滝です。西沢渓谷は…

おすすめ記事

  1. 鳥海山タイトル写真8
  2. 赤岳タイトル写真1
  3. 槍ヶ岳から見た山並
  4. 雨飾山の登山道
  5. 北岳タイトル写真5
  6. 剱岳タイトル写真4
  7. 槍ヶ岳タイトル写真4
  8. 奥穂高岳と涸沢岳
PAGE TOP