今回は、春山の風景です。といっても、ご覧のとおり雪景色ですが。正面左のギザギザした山が戸隠山(とがくしやま)、右奥の高い山が高妻山(たかつまやま)です。
撮影場所は、飯縄山の中腹。飯縄山は、東側と西側にスキー場がありますが、西側の戸隠スキー場の上の方で撮りました。飯縄山の中腹に瑪瑙山(めのうさん)という小ピークがあって、その少し下あたりです。
撮影時期は4月初旬、ここはスキーゲレンデの脇が登山道なのですがスキー場は既に閉鎖されていました。手前の白い部分はゲレンデの一部ですが、雪が薄くて所どころ地面が見えていました。
さて、戸隠山と高妻山ですが、一般的な知名度は戸隠山の方が高いのではないでしょうか。まず、戸隠神社と天岩戸伝説。そして、そばとスキー場。山が好きな人には、蟻の塔渡り(ありのとわたり)という難所がある危険な山として知られています。
でも、戸隠山は日本二百名山。高妻山は日本百名山に選ばれています。戸隠山は、危険なアップダウンが続く修験の山として長い歴史があります。一方、日本百名山の深田久弥は、戸隠連山の最高峰で一番立派な山として高妻山を百名山に選んでいます。
私は一度、高妻山に登りましたが、山頂直前でガスが湧いてきて360度の展望は見られませんでした。そして翌日、戸隠山に登るつもりだったのですが、疲労で足が動かず断念した苦い思い出があります。
ちなみに深田さんも、初回は途中の五地蔵で深い霧に巻かれて登頂を断念したそうです。それからかなりの年数を経て登ったものの、最後の急登は辛かった、その先の乙妻山(おつつまやま)まで足を伸ばす元気がなかったと書いています。
高妻山、なかなか手ごわい山です。
撮影場所:飯縄山(瑪瑙山)の西斜面
撮影日:2023/4/3
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