先週の1枚は入笠湿原でしたが、今週は入笠山の山頂で撮った南八ヶ岳です。見事な景色ですが、3月初旬にしては、やはり雪が少ないかなと思います。よかったら湿原の写真もご覧ください。
さて今回は、構図の話をしたいと思います。山の写真を撮るとき、以前は空をギリギリまでカットして山を大きく写すのが主流だったと思います。たとえば、こんな感じです。
今も、こういった構図を見ることがありますが、以前に比べると少なくなったように思います。私も、空の面積を削った写真も撮りますが、それを採用することは少ないです。
逆に、空の面積を大きくして宇宙との繋がりを感じるような構図を選ぶことが多くなりました。たとえば、こんな感じです。これについては、どちらがいいという話ではないので個人の好みでいいと思います。
さて今回の写真は、特に山の面積を狭くして空を広く撮っています。たぶん、山の上の雲がなければ、こんな感じで山の高さを強調した構図にしたと思います。
でも、この写真の場合、八ヶ岳の山並より、その上に浮かぶ雲が面白いと思いました。山の形は、いつ撮っても同じです。でも雲は、そのときどきで変わります。まさに一期一会です。
それと、この写真を撮ったのは3月初旬。山は雪に覆われていますが、そろそろ春霞(はるがすみ)が出てくる時期です。そのため、全体にモワッとした感じになります。
フォトレタッチソフトを使ってコントラストを上げれば、こんな写真にすることもできます。
確かに、山の力強さは感じますが、なんか違うなという感じがしました。私が入笠山の山頂で見た春の八ヶ岳とはイメージが異なります。その場、そのときどきの雰囲気を伝えるには、レタッチし過ぎないことも重要だと思います。
撮影場所:入笠山山頂
撮影日:2023/3/7
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