浅間山は、日本の著名な山のひとつだと思います。群馬県と長野県の境にある活火山で、長野や新潟の山から噴煙を上げている姿がよく見えます。また、地元の小諸市あたりからも見上げることができます。
一度は行ってみたいと思っていたのですが、チャンスが来たのは2018年の秋でした。火山警戒レベルが2から1に引き下げられて、山頂近くの前掛山まで行けるようになったことを受けて浅間山を目指しました。
西側の車坂峠から入山して、トーミの頭で浅間山とご対面。急坂を下って湯の平分岐に向かい、前掛山へと登り返しました。浅間山の登山では一般的なコースのひとつだと思います。
浅間山へ行って驚いたのは、「山の要素がすべてある」ことでした。樹林帯、岩稜帯、灌木帯、そして浅間山本体は富士山のように溶岩がゴロゴロしています。これらが適度にコンパクトにまとまっていて、1日で楽しむことができます。
実は、1回目は山頂部の天候がイマイチだったので2週間後に再訪したのですが、そのとき帰りは外輪山の稜線を歩きました。Jバンド(鋸岳)から登り、仙人岳、蛇骨岳を経て黒斑山(くろふやま)へ。黒斑山は、火山警戒レベルが2のとき浅間山の代わりに登られている山です。
今回の写真は、前掛山分岐から賽ノ河原へ進んだあたりで撮った外輪山です。映画のワンシーンに出てきそうな、凛々しい稜線だと思いませんか。この上を歩くことができるんです。しかも、北アルプスや八ヶ岳の稜線に比べると、かなり容易です。
日本百名山の完登を目指している人の中には、噴火警戒レベルが2だから代わりに黒斑山へ登って「浅間山は完了」としている人もいるかと思います。
でも浅間山は、登山の対象としても景色のレベルも、すごく良い山です。噴火警戒レベルが1の時期を狙って、ぜひその魅力を味わい尽くしてみてください。でないと、もったいない。。
撮影場所:浅間山・賽の河原付近
撮影日:2018/10/22
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