今回の写真は、伊豆半島のヒメシャラの木です。
2003年5月、私は伊豆半島のほぼ中央にある皮子平(かわこだいら)の大ブナを見に行ったのですが、その途中で撮りました。同じ日に撮影した大ブナの写真は、こちら。
伊豆半島の山といえば、まず日本百名山に選ばれている天城山でしょう。天城山には万二郎と万三郎という2つのピークがあって、最高地点は万三郎(標高1406m)です。
そこから西へ、天城山脈を縦走して八丁池や天城峠へ行けるのですが、その途中でブナやヒメシャラをたくさん見ることができます。今回の写真は、万三郎に近い方で撮ったのですが、地図を見ると八丁池と天城峠の間あたりが特に多いようです。
さて、ヒメシャラですが、写真のとおり樹皮がはがれて地肌が露わになっています。ほかの木々が樹皮という衣服をまとっているなかで、ヒメシャラの木だけが全裸のように見えます。初めて見たときはびっくりしました。
ヒメシャラは、若木のときはグレーの樹皮がありますが、成長すると害虫が住み着かないように樹皮を落として、ご覧のような姿になるそうです。実際には、薄い樹皮があるようですが、見た目はやはり丸裸ですね。
そこで、この記事のタイトルを「伊豆の姫はヌーディスト」にして、最後に「安心してください、着ています」みたいなオチにしようかと思ったのですが、あざといので止めました。(笑)
撮影場所:伊豆半島・天城山脈
撮影日:2003/5/23
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