今回の写真は、沢の上に積もった雪の景色です。おそらく雪の下に石があるのでしょう。ポコポコと丸く積もった様子が面白かったのでカメラを向けました。
雪国の人には珍しい風景ではないかもしれません。でも普段、雪が少ない地域に住んでいると、こうした何気ない風景にも関心が向きます。
撮影場所は、岐阜県の平湯温泉から平湯大滝へ行く道の脇にある大滝川です。雪のない季節は滝の近くまで車で入れるようなので、特に意識することなく通過していることでしょう。
このときは、この奥にある平湯大滝を見に行くために平湯から歩いていました。そして、平湯大滝は凍結していました。その写真は以前、今週の一枚として紹介しています。
なお、この写真を撮ったときは曇り空でした。しかも日陰です。私は、風景写真を撮るときは基本的にカメラのホワイトバランスを晴天(太陽光)にしています。そのため、この写真はかなり青みがかっています。
ホワイトバランスを曇り(日陰)にしたり、撮影後にフォトレタッチでカラー調整すれば、もっと雪の白さを出すことができます。しかし、あえてあまりしていません。このくらい青い方が、日陰の雪の寒々しい感じが伝わる気がしたので。
写真には目的があります。もしも、この写真の使用目的が広告で、さわやかな雪景色を見せたいなら青みを抜いて真っ白にする方がいいと思います。明度も上げるでしょう。たとえば、こんな感じです。
どんなイメージを伝えたいのか、それを考えるのも写真の楽しみではないでしょうか。
撮影場所:平湯温泉・大滝川
撮影日:2001/2/20
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