美しい紅葉というと「見上げる」とか「見渡す」といったイメージかと思います。でも、足元でも素敵な景色を見られることがあります。
今回の写真は、10月末に山梨県の西沢渓谷で撮影したものです。登山道の脇に落ち葉が積もっていて、さらに晩秋の冷え込みで霜が付いていました。
私は、このような落ち葉の景色が好きで、デジカメを持って山へ行き始めたころから何度も同じような写真を撮っています。
ただ、その多くは茶色く枯れた落ち葉です。それも美しいのですが、この写真を撮ったときは色とりどりの落ち葉が重なっていて、さらに霜がその色調を整えていて、とてもいい感じでした。
晩秋に山へ行くことがあったら、ぜひ足元にも目を向けてみてください。見過ごしがちな景色の中に、意外にフォトジェニックなモチーフがあったりします。
今回のような落ち葉の写真を撮る場合、ポイントは早朝であること。まだ登山道に直射日光が当たらず、気温が低くて霜が解けていない時間が狙い目です。そして、明るさ(露出)やホワイトバランスを変えて何枚も撮って、あとからベストショットを選ぶといいでしょう。
逆に、カサカサに乾いた落ち葉を撮影するなら午後から夕方に、日陰で撮るといいと思います。木漏れ日が当たっていると、人間の目には美しく見えますが、写真にすると明暗差が大きすぎてキレイに写りません。
撮影場所:山梨県・西沢渓谷
撮影日:2002/10/30
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