今回の写真は、11月末に奥多摩で撮影したものです。
前日から雨で、明け方には上がったのですが、一日中どんよりとした天気が続きました。それでもこの日は時間が取れたので、奥多摩湖(小河内ダム)の駐車場に車を停めて紅葉の撮影に臨みました。
しかし今回の写真は、いわゆる紅葉ではありません。手前の木が色付いてはいますが、色がくすんでいます。なぜなら、椎や楢など葉が茶色く枯れる種類の木だから。
むしろ、バックにある緑の木との対比、そこから沸き立つ霧にドラマチックな雰囲気を感じて撮影しました。この時期でも緑ということは杉か檜の人工林だと思います。
フォトレタッチソフトを使って彩度を上げれば、手前の木を紅葉しているように見せて、背景をもっと明るい雰囲気にすることが可能です。こんな感じで。
この方が、写真としては好まれると思います。でも私は、絶景は出会い、そして体験だと思っているので、なるべく、そのとき、その場の雰囲気を大切にしたいと考えています。
ちなみに、同じ日、この写真を撮る前に少し離れた場所で紅葉の写真も撮っています。以下のリンクからご覧いただけます。
撮影場所:奥多摩湖の近く
撮影日:2002/11/24
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