阿蘇の外輪山、その北側にある大観峰(だいかんぼう)から見た阿蘇山です。この日は未明から撮影を始めて、朝日が昇った午前7時過ぎに撮ったのがこの写真です。
画面のほぼ中央、ギザギザした山が根子岳(ねこだけ)。その右の最も高いところに高岳(たかだけ)と中岳(なかだけ)があります。高岳は阿蘇の最高峰で標高1592m、中岳は噴煙を上げる火口の縁まで行ける観光地ですが火口と山頂は少し離れています。
なだらかに右に下がって、もう一度盛り上がったところにある2つの頂が烏帽子岳(えぼしだけ)と杵島岳(きしまだけ)です。
この5座を、阿蘇五岳(あそごがく)といいます。そして、阿蘇五岳を北側から見ると涅槃像(ねはんぞう)に見えます。根子岳が頭、高岳が胸、烏帽子岳と杵島岳が膝です。
涅槃像というのは、お釈迦様が横になって亡くなった姿をあらわしたもの。各地に大きな彫像があって、その多くは横向きで寝ています。一方、阿蘇五岳の涅槃像は仰向けです。
特に外輪山の内側が雲で満たされていると見事な涅槃像が見られるそうです。このときは雲が少なかったのですが、それでも、仰向けに寝ている品のいい姿に見えました。そして、頭の方から朝日が射している。見事な光景に巡り合えたと思います。
大観峰までは車で行けます。駐車場の縁からも阿蘇五岳の絶景を見ることができますが、さらに10分ほど歩くと石碑が立つ展望スペースがあります。おそらく、そこが本当の大観峰だと思います。
この約50分後、さらに太陽が昇った景色もキレイでした。その写真は、以下のリンクからご覧いただけます。
撮影場所:大観峰(遠見ヶ鼻)
撮影日:2023/11/8
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