今回の写真は、6月中旬に日光白根山の山麓で撮った、若葉が芽吹くブナ林です。
日光白根山には複数の登山ルートがあります。最も簡単に山頂へ行くなら、西側の丸沼高原からロープウェイを使うコース。それでも山頂部は険しく、ロープウェイの山頂駅から2時間半くらいかかります。
今回の写真を撮ったのは、北側の菅沼登山口から入って少し歩いたところです。まだ、ほとんど登っていないので、このあたりまでなら登山者でなくても行くことができるでしょう。
さて、5月、6月は山域や標高によって山の様子が大きく変わる時期です。この写真を撮った6月中旬は、里では初夏の日差しがまぶしく、西日本は梅雨入りしている頃です。
一方、高い山や北日本の山には、まだたくさんの雪が残っています。この写真を撮った日も、白根山の上の方には残雪があって、チェーンスパイクがないと歩きにくい場所がありました。
そんな日光白根山の登山口付近では、このようにブナの新緑が黄緑色に輝いて、さわやかな春の景色が広がっていました。森の中が、とても明るく感じられて気持ちが高揚しました。
菅沼登山口まで車で行ったのであまり実感がなかったのですが、あとで地図で確認するとこのあたりで標高が1800m近くあります。もはや”山の上”と言ってもいい高さです。であれば、まだまだ芽吹きの季節だったのも納得できます。
日本には「四季折々の美しい景色がある」と言われます。ほんと、その通りだと思います。加えて、時期や場所によってそのタイミングが異なります。
特に春の景色は差が大きくて、温暖な場所では3月には春らしい花を見られます。一方、高い山へ行くと6月でも春の息吹を感じることができます。日本って、いいですね!
撮影場所:日光白根山の麓
撮影日:2022/6/13
ここへ行くのに最適な地図は、
[PR]この地図をAmazonで見る。
※このサイトには、Google AdSenseから配信された広告が表示されています。
※この記事には、アフィリエイト広告が含まれています。