このサイト『絶景360』の高尾山の記事にも書いているように、高尾山の山頂から富士山が見えます。冬至のころには、夕陽のダイヤモンド富士を見ることもできます。
ただ、山頂広場の展望台は、たいてい混雑しています。そこでお勧めなのが、山頂から少し奥高尾の方へ行ったところにある紅葉台(もみじだい)です。
山頂広場西側の展望台から右へ行くと、その先に階段があります。それを下りて少し登り返すと紅葉台に着きます。帰りは巻き道(山頂部を迂回する道)を使うと階段を上がらずにすみます。
紅葉台にはベンチがあって絶好の休憩スポットなのですが、その割に人が少なくて個人的にとても気に入っている場所です。高尾山へ行ったときは、混雑する山頂を避けて、たいていここで休憩したり昼食を食べたりします。
そして、ここからも富士山がよく見えます。アングル的には山頂広場西端の展望台と同じような感じで、丹沢山塊の北西部にある大室山と道志山塊との間に富士山が頭を出しています。富士山の左側にある三角形の山が大室山です。
手前(右下あたり)には相模湖があるのですが、ここからは見ることができません。ただ、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストの観覧車が見えています。
私にとって高尾山は地元の山。これまで何十回も登ってきました。そして、山頂からも紅葉台からも何度も富士山を見ています。しかし、雲に隠れて見えない日も多いです。朝方は見えていても、午後はたいてい見えなくなります。
そんな状況なのですが、この写真を撮った2022年1月1日の朝は過去最高の鮮やかさで富士山が輝いていました。山頂部の雪が神々しく白く光っていて、「いい、お正月だなぁ」と思ったことを覚えています。
遠くから富士山を眺めるなら、冬の午前中が狙い目です。特に太平洋側に雨が降った後だと、富士山は真新しい雪をかぶってより白く輝いて見えます。
撮影場所:奥高尾・紅葉台
撮影日:2022/1/1
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