伊豆半島の山といえば、まずは日本百名山にも選ばれている天城山(あまぎさん)だと思います。
実際には、天城山という山の頂上はありません。天城山と呼ばれるエリアに万二郎岳(ばんじろうだけ)と万三郎岳(ばんざぶろうだけ)という2つのピークがあって、万三郎岳が伊豆半島の最高峰で標高1405.6mです。
天城山は、伊豆半島の中央部を東西に走る天城山脈の東側にあって、稜線を西へ進むと八丁池を経て天城峠へと登山道がつながっています。魅力的なコースだと思うのですが、交通の便がイマイチなので、私はまだ歩き通したことがありません。
さて、天城山と八丁池をつなぐ稜線上に戸塚峠というところがあって、そこから北側に少し下ると皮子平(かわごだいら)と呼ばれる場所があります。
その皮子平の端に立つのが、今週の1枚に選んだ「伊豆の大ブナ」です。この写真を撮ったころは、ブナの根元まで行って触ることができたのですが、その後の写真を見ると今は木の周りに柵があるようです。
現在、どうなっているか確認していないのですが、素晴らしいブナであることは変わらないでしょう。ブナは日本海側に多いとされますが、太平洋に突き出した温暖な伊豆半島にも、こんな立派なブナがあるんですね。単に大きいだけでなく、姿かたちの美しさも抜群だと思います。
私がここを訪れたのは、新緑がまぶしい5月下旬でした。天城高原駐車場から万二郎岳に登り、そのまま万三郎岳を経て戸塚峠まで稜線を進みました。途中にもブナやヒメシャラの林が広がっていて、とても気持ちいい山歩きを楽しむことができました。
ただ、そんなに難しい山ではないのですが往復で一日かかりました。反対側の八丁池や天城峠、北側の筏場(いかだば)方面からのアプローチも可能ですが、交通の便が悪いのが難点で、やはり往復一日みておく必要がありそうです。
撮影場所:伊豆半島・皮子平
撮影日:2003/5/23
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