今回は、空から見た伊豆大島の写真です。飛行機の窓から撮りました。伊豆大島を南側から見下ろしています。
このサイト『絶景360』では、基本的に歩いて到達できる場所で撮影した絶景写真を紹介しています。今回は、初めての航空写真になります。
といっても、飛行機をチャーターしたわけでも、ドローンを使ったわけでもありません。たまたま乗っていた旅客機から見えたので、そのとき持っていたコンデジで撮ったものです。なので、あまりクリアーではありません。
島のほぼ中央に見える火口が三原山(みはらやま)で、その右側に黒く広がっているのが裏砂漠(うらさばく)です。ここは、日本で唯一、砂漠という名称がつけられている場所です。
鳥取砂丘は砂漠ではなく、あくまでも砂丘、つまり砂の丘です。一方、伊豆大島の裏砂漠は、スコリアというザラザラした溶岩の破片が積もった場所。でも、砂漠と呼ばれています。
伊豆大島は頻繁に噴火していて、1986年(昭和61年)には全島民が島外避難する大きな噴火がありました。私は、このときも飛行機から伊豆大島を見る機会がありました。
時刻は夕方でしたが、初冬のため既に暗くなっていました。羽田空港に向けて駿河湾の上空を飛んでいたころだったと思います。機内に「伊豆大島の噴火活動が活発なので迂回する」といったアナウンスが流れて、その後、千葉県の方から大きく回り込んで着陸したように記憶しています。
その途中で、赤い溶岩を吹き上げる三原山を飛行機の窓から遠くに見ることができました。ほんの一瞬でしたが、リアルな火山活動を見たのはこのときだけ。その光景が、今も目に焼き付いています。
撮影場所:伊豆大島の上空
撮影日:2010/12/27
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