【今週の1枚】八ヶ岳・横岳と大同心

今回は、八ヶ岳です。八ヶ岳で一番の登山基地といっても過言ではない赤岳鉱泉から見上げた南八ヶ岳の稜線の一部になります。

このサイトで何度も書いていますが、八ヶ岳は険しい岩稜帯が続く南八ヶ岳と、穏やかな山並が続く北八ヶ岳に分けられます。一般に八ヶ岳というと南八ヶ岳を指して、北八ヶ岳は「北八ツ(きたやつ)」といって区別することが多いように思います。

そして、南八ヶ岳の核心部といわれるのが、最高峰の赤岳から横岳、硫黄岳へと南北に続く稜線です。この三座は個性が強くて、赤岳は見事な盛り上がりを見せる主峰に相応しい山です。硫黄岳は遠目には丸く見えるものの、巨大な爆裂火口によって脇を大きくえぐられています。

横岳は赤岳と硫黄岳の中間にあるのですが、顕著なピークはありません。稜線に沿って凹凸のある岩稜帯が続くエリアで、その中で最も高い場所が山頂とされています。この一帯は、北アルプスにも匹敵するような岩場の難コースです。

ということで、その横岳の岩稜帯を見上げたのが今回の写真なのですが、どこが横岳のピークなのか私には分かりません。もしかしたら、この写真には写っていないかもしれません。

ただ注目してほしいのは、左側に写っている丸みを帯びた岩です。大同心(だいどうしん)というのですが、読経するお坊さんの後ろ姿に見えませんか。これは八ヶ岳の名物のひとつです。

ちなみに、稜線の上から大同心を見るとこんな感じ。私には、まるで恐竜が谷に向かって頭を突き出しているように見えます。

南八ヶ岳の稜線から見た大同心

八ヶ岳は大昔、富士山より高かったといわれます。そして、巨大な爆裂噴火によって吹き飛んで今の形になったそうです。そのため、偶然できた岩がさまざまな形状をなしていて、見飽きることのない楽しい山となっています。

最後に、岩が赤味を帯びてい見えるのは夕方だから。この撮影ポイントでは、ちょうど真西から稜線を見上げるため、夕方は順光で朝は逆光になります。

撮影場所:八ヶ岳・赤岳鉱泉
撮影日:2002/4/10

ここへ行くのに最適な地図は、

[PR]この地図をAmazonで見る。

※このサイトには、Google AdSenseから配信された広告が表示されています。
※この記事には、アフィリエイト広告が含まれています。

ソメイヨシノ【今週の1枚】春の象徴・ソメイヨシノ

ネパール・パクディン付近の山【今週の1枚】ネパールは裏山さえも超絶景

関連記事

  1. 朝日に染まった剱岳

    【今週の1枚】モルゲンロートの剱岳・別山・真砂岳…

    今回の写真は、朝日を受けて赤く染まった剱岳です。立山の主峰・雄山の山頂から…

  2. 大菩薩嶺・上日川峠のブナ

    【今週の1枚】大菩薩嶺・上日川峠のブナ

    大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県の北東部にある標高2057mの山。日本…

  3. 冬晴れの穂高連峰

    【今週の1枚】冬晴れの穂高連峰

    前回は、氷結した平湯大滝の写真を掲載しました。その写真を撮った翌日、私たち…

  4. 早朝の霧ヶ峰から槍穂を遠望

    【今週の1枚】早朝の霧ヶ峰で槍穂を遠望

    日本百名山の中でも、登りやすい山のトップグループに入る霧ヶ峰。その最高峰の…

  5. 南浅川の夜明け

    【今週の1枚】南浅川の夜明け

    今回は、東京郊外の八王子市内で撮影した夜明けの写真です。右下に写っているの…

  6. 冬の丹沢山塊

    【今週の1枚】奥高尾から望む冬の丹沢

    先週は、奥高尾・紅葉台から見た元旦の富士山を紹介しましたが、今週は同じ場所…

  7. 母子島遊水地から見た筑波山

    【今週の1枚】逆さ筑波山と朝日の絶景

    今回は、茨城県の筑波山です。標高は876mと低いですが、歴史ある名山として…

  8. 槍ヶ岳の北鎌尾根から昇る朝日

    【今週の1枚】槍の北鎌尾根から昇る朝日

    今回の写真は、痛恨の1枚です。撮影場所は、弓折分岐(乗越)。北アル…

おすすめ記事
  1. 鳥海山タイトル写真8
  2. 赤岳タイトル写真1
  3. 槍ヶ岳から見た山並
  4. 雨飾山の登山道
  5. 北岳タイトル写真5
  6. 剱岳タイトル写真4
  7. 槍ヶ岳タイトル写真4
  8. 奥穂高岳と涸沢岳
PAGE TOP