【今週の1枚】晩秋を彩る奥多摩の紅葉

今回は、11月下旬に奥多摩湖の近くで撮影した紅葉の写真です。

日本で最も早い紅葉は、北海道の大雪山と北アルプスの涸沢といわれています。例年、9月末に紅葉シーズンが始まります。

それから順次、標高の低い場所へ、そして南へと紅葉前線が下りてて行き、最後は東京都内や九州で終了となります。その時期は、12月中旬あたり。かつて、東京で紅葉の見ごろは11月だったような気がするのですが、だいぶ遅くなったように思います。これも、温暖化の影響でしょうか。

奥多摩湖は、その大部分が東京都にあります。いわゆる奥多摩エリアの奥の方です。小河内ダムによってできた人工湖で、ダムの標高は540m、都心よりかなり冷え込みます。それでも、紅葉は11月中旬から下旬です。もちろん、年にもよりますが。

いずれにしても日本では、9月末から12月中旬まで約2ヶ月半も山の彩を楽しむことができます。これは幸せなことだと思います。

さて、今回の写真ですが、実は電線が一本写り込んでいます。撮り始めたときは分からなかったのですが、途中で気づいて、かなり落胆しました。「これほどの絶景なのに…、残念」という気持ちです。

しかし、それは写真を撮る側の勝手な想い。必要な理由があって、そこに電線が引かれたのでしょう。私も毎日、電気を使って暮らしています。電気のない生活はできません。

そして、この写真を没にすべきか悩みましたが、たとえ電線が写っていても紅葉と渓流の美しさは見事です。画像処理で電線を消したりすることなく掲載することにしました。

撮影場所:奥多摩湖周辺
撮影日:2002/11/24

ここへ行くのに最適な地図は、

[PR]この地図をAmazonで見る

※このサイトには、Google AdSenseから配信された広告が表示されています。
※この記事には、アフィリエイト広告が含まれています。

アーベントロートの丹沢山塊【今週の1枚】アーベントロートの丹沢山塊

三瓶山タイトル写真1【三瓶山】火口を取り巻く5つの山頂で360°の展望

関連記事

  1. 八幡平上空のハロ

    【今週の1枚】八幡平の上空に現れたハロ

    前回に続いて八幡平の写真です。2023年6月1日、まだまだ雪が残る…

  2. 愛鷹山の野焼き跡に現れた白黒の絶景

    【今週の1枚】野焼き跡に現れた白黒の絶景

    前回に続いて、愛鷹山(あしたかやま)の写真です。前回は愛鷹連峰の南部で撮影…

  3. アーベントロートの丹沢山塊

    【今週の1枚】アーベントロートの丹沢山塊

    山が朝日を受けて赤く染まることをモルゲンロート(Morgenrot)といい…

  4. 火打山の中腹の天狗の庭

    【今週の1枚】初秋のキラメキ@火打山

    新潟県の南西部にある頸城山塊は、ユニークで魅力的な山が多いエリアです。その…

  5. 夕日を受ける冬の穂高連峰

    【今週の1枚】夕日を受ける冬の穂高連峰

    山が好きな人はご存知だと思いますが、槍・穂高連峰の表玄関ともいえる上高地は…

  6. 朝日に染まった剱岳

    【今週の1枚】モルゲンロートの剱岳・別山・真砂岳…

    今回の写真は、朝日を受けて赤く染まった剱岳です。立山の主峰・雄山の山頂から…

  7. 夜叉神峠から望む秋の白根三山

    【今週の1枚】夜叉神峠から望む秋の白根三山

    南アルプスの北部にある白根三山(しらねさんざん)。北岳(きただけ)、間ノ岳…

  8. 八ヶ岳・横岳と大同心

    【今週の1枚】八ヶ岳・横岳と大同心

    今回は、八ヶ岳です。八ヶ岳で一番の登山基地といっても過言ではない赤岳鉱泉か…

おすすめ記事
  1. 鳥海山タイトル写真8
  2. 赤岳タイトル写真1
  3. 槍ヶ岳から見た山並
  4. 雨飾山の登山道
  5. 北岳タイトル写真5
  6. 剱岳タイトル写真4
  7. 槍ヶ岳タイトル写真4
  8. 奥穂高岳と涸沢岳
PAGE TOP