山で”秋の絶景”といえば、まずは紅葉でしょう。でも、それだけではありません。
紅葉(あるいは黄葉)というと、木々の葉が赤や黄色に染まることですね。こうした普通の紅葉に加えて、山には”草紅葉”(くさもみじ)と呼ばれる現象があります。
地面や湿原に生える背の低い植物が枯れてベージュから茶色に変わる過程で、ほんの少しの期間だけオレンジ色に見えることがあります。これを草紅葉といって、特に尾瀬ヶ原が有名です。
しかし、そのタイミングを計るのは難しい。でも、より高い確率で少し違った晩秋らしい景色に出会う方法があります。
よく晴れて冷え込んだ朝、枯れ草に霜がつきます。そこに朝日が当たると、今回の写真のように幻想的かつエッジの効いた絶妙な風景になります。特に、斜光や逆光だとコントラストが際立ちます。
ただし、これも朝の一瞬だけ。日が当たって霜が解けたら終わりです。昔の人は「早起きは三文の得」といいましたが、山で早立ちはプライスレスですね。
今回の写真は、浅間山の外輪山の内側で撮ったものですが、尾瀬や八ヶ岳の近くでも、このような景色に出会ったことがあります。ほかにも、こうした写真が撮れるスポットはたくさんあると思います。
登山道を漠然と歩いていると見逃しがちですが、写真にするとなかなかドラマチックな画になります。手前にある枯れた花をアップにしても、カッコいい写真が撮れます。
撮影場所:浅間山・湯ノ平分岐付近
撮影日:2018/10/22
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