【今週の1枚】ネパールは裏山さえも超絶景

今回は、海外の山の写真です。2001年4月、知人に誘われてネパールのエベレスト街道を歩くツアーに参加したとき撮影しました。

ネパールの首都・カトマンズからルクラという町まで飛行機で移動して、そこからトレッキングを始めます。このときのツアーは、有名なナムチェバザールを通過して、その先にあるタンボチェという集落まで往復するものでした。

タンボチェは小高い丘の上にあって、そこからエベレストとローツェ(世界で4番目に高い山)を望むことができます。その写真は、こちらで。

ネパールの山間部を歩くツアーは、そうした旅行を得意とするツアー会社がいろいろ企画しています。ルクラからタンボチェまで往復するツアーは、ネパール・トレッキングの入門編のような定番コースです。

とはいえ、タンボチェの標高は3867m、富士山の山頂より高い場所で一泊するので高山病のリスクがあります。私も、風邪のような症状に見舞われて頭痛と食欲不振、さらに足に力が入らなくなって復路は難儀しました。

ちなみに、このコースをさらに奥へ進むとエベレスト登山のベースキャンプへと続いています。その手前を左に折れるとエベレストの展望台として有名なカラ・パタール(標高5545m)に登ることができます。カラ・パタールまで行くツアーもありますが、高度順応が必須なので日数がかかります。

さて今回の写真ですが、ルクラから歩き始めて最初の宿泊地だったパクディンで撮影したと記憶しています。朝、出発の準備をしていると三角形の岩山に朝日があたって実にカッコいい。

ネパール人のガイドに山の名前を聞いたのですが「知らない」という。結局、ツアー参加者(日本人)の間で「あれは、パクディンの裏山だろう」ということで話が落ち着きました。もちろん、実際には名前があると思います。

この辺りには標高6000m以上の著名な山がたくさんあります。それに比べたら、この山は集落に近い低山なのでしょう。ネパールでは、よくある山のひとつなのかもしれません。

しかし、もしも日本にこんな岩山があったら名山として崇められたことでしょう。「さすが、世界のヒマラヤ、恐るべし」と思ったしだいです。

※この山の名前を知っている人がいたら、こちらから教えて頂けると幸いです。

撮影場所:ネパール・パクディン周辺
撮影日:2001/4/17

※このサイトには、Google AdSenseから配信された広告が表示されています。

八ヶ岳・横岳と大同心【今週の1枚】八ヶ岳・横岳と大同心

武甲山タイトル写真1【武甲山】幻の山頂越しに秩父の街と北関東の山を望む

関連記事

  1. 春近き入笠湿原

    【今週の1枚】春近き入笠湿原

    ここは、入笠山(にゅうがさやま)の山頂近くにある入笠湿原です。入笠…

  2. 雲取山の山頂でブルーモーメント

    【今週の1枚】雲取山、夜明け前、青い朝

    この写真は、雲取山の山頂で出会ったブルーモーメントの瞬間です。山の…

  3. 木の幹に宿る小さな絶景

    【今週の1枚】木の幹に宿る小さな絶景

    今回は、木の幹に宿る小さな絶景の写真です。このような景色を絶景とい…

  4. 冬の奥多摩、海沢大滝

    【今週の1枚】初冬の滝はひっそり輝く

    今回の写真は、奥多摩の海沢(うなざわ)大滝です。撮影時期は12月中…

  5. 霧ヶ峰から望む初夏の八ヶ岳

    【今週の1枚】霧ヶ峰から望む初夏の八ヶ岳

    八ヶ岳(やつがたけ)は、話題が豊富な山です。まず、夏沢峠を境に南八…

  6. 朝日に染まる熊野灘

    【今週の1枚】朝日に染まる熊野灘

    「山頂から海が見える山」というと珍しい気がするかもしれません。しかし実は、…

  7. 岩手山中腹のシラネアオイ

    【今週の1枚】シラネアオイの群落@岩手山

    岩手山を訪れたのは2023年の5月末でした。初日の午前中に現地に着いて、ま…

  8. 夕日に輝く駿河湾と愛鷹山

    【今週の1枚】夕日に輝く駿河湾と愛鷹山

    年末の1枚は「やはり夕日かな」と思って、1年の最後にこの写真を選びました。…

おすすめ記事
  1. 鳥海山タイトル写真8
  2. 赤岳タイトル写真1
  3. 槍ヶ岳から見た山並
  4. 雨飾山の登山道
  5. 北岳タイトル写真5
  6. 剱岳タイトル写真4
  7. 槍ヶ岳タイトル写真4
  8. 奥穂高岳と涸沢岳
PAGE TOP