前穂高岳は、穂高連峰の中でもひときわ目立つカッコいい山。その東壁は、井上靖の小説『氷壁』の舞台になったことでも知られている。
写真1:涸沢から北穂高岳へ上がる登山道から見た前穂高岳。山頂から左に続く恐竜の背びれのような岩峰群は北尾根。(撮影:2002/10/3)
写真2:同じ日の夕方、北穂高岳の山頂付近から見た奥穂高岳(右)と前穂高岳。光によって山の表情が大きく変わる。(撮影:2002/10/3)
写真3:梓川沿いから見上げた前穂高岳。上高地から横尾まで、長い林道歩きのなかで、この景色は楽しみのひとつ。(撮影:2017/9/25)
写真4:中の湯の近くから見た冬の穂高連峰。左側の白い山が奥穂高岳、吊尾根を経て中央が前穂高岳、その右は明神岳。(撮影:2001/2/21)
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前穂高岳の山頂で、西穂、奥穂、北穂、槍を一直線に見る!
日本百名山では、このエリアの山群をまとめて穂高岳としていますが、その主峰は最高峰の奥穂高岳です。その奥穂高岳と吊り尾根で結ばれているのが前穂高岳で、上高地からも明神岳の左に山頂を望めます。
前穂高岳の標高は3090.5mで、穂高連峰の中で4位ですが、展望抜群で実に格好のいい山だと思います。山頂は尖がって見えますが、登ってみると意外に広いです。
この山頂がまた見事な展望台で、北アルプス南部の主要な山はもちろん、北は立山や後立山連峰まで見えます。南を向けば乗鞍岳、この山頂がまた見事な展望台で、北アルプス南部の主要な山はもちろん、北は立山や後立山連峰まで見えます。南を向けば乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、そして富士山が望めます。東には、八ヶ岳や浅間山が見えます。
以下のタイトルをクリック(タップ)するとリンク先にある360°全天球パノラマ写真を見ることができます。PCは全画面表示、スマホは横向きもお勧めです。
秋晴れの前穂高岳山頂で360°の大展望(撮影:2016/9/30)
前穂高岳にはタヌキがいる!?
涸沢から前穂高岳を見上げると、山頂から左方向に北尾根が伸びています。それぞれのピークに名前があって、山頂が1峰、同じ岩塊に2峰と3峰があります。2つ目の三角形が4峰で、少しなだらかな3つ目が5峰です。
その下の、また鋭く尖った岩峰が6峰。その左斜面をよく見ると、何か立っています。アニメに出てくるタヌキが左を向いてように見えませんか? 涸沢に行ったら探してみてください。
雷鳥広場から上高地を見下ろす。
上高地から岳沢を経て前穂高岳を目指して登っていくと、紀美子平の手前に雷鳥広場という展望抜群の場所があります。位置としては、タイトル写真(2枚目)の反対側です。
ここからの展望がまた見事です。以下のリンクから、360°全天球パノラマ写真を見ることができます。
雷鳥広場で撮った全天球パノラマ写真(撮影:2016/9/30)
前穂高岳へのアクセス
エリア:北アルプス南部
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①上高地から岳沢に入り、岳沢小屋で一泊。翌日、重太郎新道を登り、紀美子平の分岐から山頂へ向かうのが一般的。
②涸沢または新穂高温泉から白出のコルへ上がって穂高岳山荘に宿泊。奥穂高岳と吊尾根を経て紀美子平から山頂へ向かうルートは縦走コースで少し難易度が高い。