日本百名山の霧ヶ峰。八島ヶ原湿原は、その北西部にある大きな湿原で、霧ヶ峰の主要な要素のひとつです。夏は、花々を見ながら周遊できます。
写真1:鷲ヶ峰の中腹から見た八島ヶ原湿原。駐車場からすぐに歩けるのも魅力。湿原の向こうには車山や蓼科山が見える。(撮影:2023/7/17)
写真2:駐車場から湿原に向かうと最初に見える景色。八島ヶ池が美しい。すでに十分にいいけど、この湿原を一周できる。(撮影:2023/7/17)
写真3:八島ヶ原湿原を北側から見た景色。木道は湿原を囲むように敷設されていて、湿原の中央部に入ることはできない。(撮影:2023/7/17)
写真4:八島ヶ原湿原は、一般的な湿原に比べると池塘が少ない。しかし、北側に大きめの池がいくつか点在している。(撮影:2023/7/17)
写真5:八島ヶ原湿原の南側から見た湿原の全容。地図で見るとハート形で「恋人の聖地」の石碑もあるけど、どうかな?(撮影:2023/7/17)
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初心者にもお勧め、手軽に楽しめる高層湿原
八島ヶ原湿原(やしまがはらしつげん)は、長野県の霧ヶ峰の一角にあります。
霧ヶ峰は日本百名山のひとつですが、単独の山ではなく周辺の高原や湿原を合わせた山域の名称です。八島ヶ原湿原は、その一部であり、個人的には核心部といってもいいくらい主要な構成要素じゃないかと思っています。
霧ヶ峰には、大きな湿原が3つあるとされていて、その中でも八島ヶ原湿原が最大です。ほかの2つは車山湿原と踊場湿原ですが、踊場は少し離れた場所にあります。
なお、八島ヶ原湿原ではなく単に「八島湿原」ということもあります。明確な違いや定義は分からないのですが、今は「八島ヶ原湿原」と呼ぶのが普通です。
高層湿原というと、それなりに登山道を歩かないとたどり着けない場所が多いのですが、霧ヶ峰はビーナスラインが走る観光地。そのため八島ヶ原湿原は、駐車場から5分で絶景に出会えます。
さらに、湿原を一周しても1時間半から2時間くらい。山歩きの経験が少ない人でも無理なく楽しめるでしょう。ただ、ほかの一般的な高層湿原と違って湿原の中心部には木道が伸びていません。湿原を囲むように、湿原を周遊するように、散策路が敷設されています。
また、私が何度か訪れた経験の範囲では、同じ種類の高山植物が一斉に咲き乱れるという景色は見たことがありません。とはいえ、もちろん散策路の周りでさまざまな花を楽しめます。
ほんの一部ですが、7月中旬に八島ヶ原湿原とその周辺で撮影した花の写真を載せておきます。実際には、もっとたくさんの種類を見ることができます。
それでは続いて、八島ヶ原湿原を周遊する木道で撮った360°全天球パノラマ写真をご覧ください。1枚目は湿原の北側、2枚目は湿原の西側になります。
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この写真は、Webサイト『絶景360』の一部です。『絶景360』は、こちら(https://zk360.site)からご覧いただけます。 – Spherical Image – RICOH THETA
八島ヶ原湿原の北側で全天球パノラマ写真(撮影:2023/7/17)
この写真は、Webサイト『絶景360』の一部です。『絶景360』は、こちら(https://zk360.site)からご覧いただけます。 – Spherical Image – RICOH THETA
八島ヶ原湿原の西側で全天球パノラマ写真(撮影:2023/7/17)
八島ヶ原湿原へのアクセス
エリア:長野県・霧ヶ峰の北西部
ここへ行くのに最適な地図は、
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①車でビーナスラインを走り、霧ヶ峰から和田峠の方へ進むと、八島ヶ原湿原の西側に駐車場がある。ただし、この駐車場は休日は朝から満車になる。バスもあるが便は少ない。
②霧ヶ峰の最高峰・車山、あるいは車山肩や沢渡から歩いて八島ヶ原湿原を目指すのもいい。霧ヶ峰の散策を兼ねて、ゆっくり歩いても1日かからない行程。