【木賊山】山頂の西側で展望を楽しめる立派な山

木賊山タイトル山梨県と埼玉県の境にある木賊山(とくさやま)は、百名山・甲武信ヶ岳のすぐ隣にある山です。山容は、むしろ甲武信ヶ岳より大柄で立派です。

木賊山タイトル1写真1:甲武信ヶ岳の山頂近くから見た木賊山。堂々とした姿が美しい。しかし、三百名山にも入っていない不遇の山といえるかも。(撮影:2023/7/3)

木賊山タイトル2写真2:南側の西沢渓谷から見上げた木賊山。甲武信ヶ岳は、この裏に隠れている。私は最初、この山が甲武信ヶ岳だと思った。(撮影:2002/6/10)

三宝山、甲武信ヶ岳、木賊山写真3:金峰山から遠望した木賊山(右)。中央が甲武信ヶ岳で、左は三宝山。木賊山が最も山らしくて立派だと思う。(撮影:2021/11/10)

※タイトル画像は5秒ごとに変わります。
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北西斜面で見る甲武信ヶ岳と奥秩父の山が絶景


まず、山名が難しいですよね。木賊(とくさ)は植物の名前で、日本では本州中部から北海道の山間部に自生しているそうです。昔は身近な植物で、モノや爪を磨くために利用されていたとか。

今では木賊を使う人も減って、読み方も分からない人が多いと思います。もちろん、私もそうでした。でも、山の名前として残っているということは、この山でたくさん採れたのでしょうか。

さて、タイトル写真の説明でも書いたようで、木賊山はなかなか立派な山です。日本百名山に選ばれている甲武信ヶ岳より山らしい山だと思います。しかし、無名の山、あるいは甲武信ヶ岳の前座くらいの位置づけでしかない不遇の山といえるかもしれません。

もうひとつ残念なのが、山頂の展望がないこと。とはいえ、静かでなかなか味わいのある山頂です。まずは、山頂の360°全天球パノラマ写真をご覧ください。

※左下のTHETAの文字をクリック(タップ)すると、よりワイドな画面で見ることができます。

この写真は、Webサイト『絶景360』の一部です。『絶景360』は、こちら(https://zk360.site)からご覧いただけます。 – Spherical Image – RICOH THETA

木賊山の山頂で全天球パノラマ写真(撮影:2023/7/2)

木賊山の山頂から甲武信ヶ岳の方へ少し下ると、砂地のガレ場があります。ここは、甲武信ヶ岳山頂部の絶好のビュースポットです。また、その先に広がる奥秩父の山々も望むことができます。

この写真は、Webサイト『絶景360』の一部です。『絶景360』は、こちら(https://zk360.site)からご覧いただけます。 – Spherical Image – RICOH THETA

木賊山の北西斜面で全天球パノラマ写真(撮影:2023/7/2)

この写真は、Webサイト『絶景360』の一部です。『絶景360』は、こちら(https://zk360.site)からご覧いただけます。 – Spherical Image – RICOH THETA

木賊山の北西斜面で全天球パノラマ写真(山名ガイド付き)

関連記事として、よかったら以下の2本もご覧ください。

【甲武信ヶ岳】山頂から八ヶ岳に沈む夕日を望む絶景
【三宝山】埼玉県の最高峰は三宝石からの展望がスゴイ!

木賊山へのアクセス

エリア:奥秩父

この山へ行くのに最適な地図は、
2024-金峰山・甲武信
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①木賊山を目指すなら、南側の西沢渓谷から登るのが一般的。渓谷の入口に駐車場があって、本数は限られますがバスもあります。西沢渓谷の入口から徳ちゃん新道を登って山頂までコースタイムで5時間弱。木賊山の山頂から甲武信ヶ岳へは約40分です。

②西沢渓谷の入口から雁坂峠に上がって、雁坂嶺や破風山を経て木賊山に至る稜線歩きも魅力的なコースです。ただ、木賊山の山頂を通らずに北側を巻く道もあるので気を付けてください。

③長野県側から入る場合は、毛木平(もうきだいら)に車を停めて、千曲川源流コースか十文字峠から稜線を歩くコースでまず甲武信ヶ岳を目指します。それから、少し足を延ばして木賊山に一登りという感じになります。

④西側の大弛峠(おおだるみとうげ)から国師ヶ岳を超えて、まず甲武信ヶ岳を目指すルートもあります。ただし、倒木が多い難コースといわれ、上級者向けです。

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甲武信ヶ岳アイキャッチ画像【甲武信ヶ岳】山頂から八ヶ岳に沈む夕日を望む絶景

三宝山タイトル写真1【三宝山】埼玉県の最高峰は三宝石からの展望がスゴイ!

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