【七ッ石山】奥多摩の名峰で雲取山と石尾根を一望する

七ツ石山タイトル七ツ石山は、奥多摩の名峰のひとつ。東京都最西部、石尾根の奥部にあって、西側に開けた山頂は雲取山の展望台としても人気がある。

七ツ石山タイトル写真1写真1:七ツ石山と雲取山の中間、ヨモギノ頭への登りから遠望した七ツ石山。なかなか形がいい。稜線に石尾根が見える。(撮影:2017/5/23)

七ッ石山タイトル写真2写真2:石尾根から見た七ツ石山の近景。頂上の手前に急坂が待ち受ける。石尾根はよく整備されていて歩きやすい。(撮影:2017/5/23)

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七ツ石山の山頂から東京都最高峰の雲取山を望む


JR青梅線の終点・奥多摩駅から東京都の最高峰・雲取山(くもとりやま)まで、一筋の長い尾根が伸びています。石尾根(いしおね)といって、稜線に沿って歩きやすくて美しい登山道が続きます。

まずは、石尾根の景色をご覧ください。以下の4枚は、奥多摩駅と七ツ石山の間で撮ったものです。

石尾根1 石尾根2 石尾根3 石尾根4

この石尾根の稜線上にあって、雲取山の展望台ともいえるのが七ツ石山(ななついしやま)です。標高は1757m。ここから雲取山までは、さらに気持ちのいい稜線歩きを堪能できます。

つぎの4枚は、七ツ石山と雲取山の間で撮ったもの。最後の写真に写っているのが雲取山です。登山道の脇に木がないのは、防火帯といって森林火災の際にここで火が止まるようにしているためです。

石尾根5 石尾根6 石尾根7 石尾根8

石尾根を歩くのは楽しいのですが、奥多摩駅からだと距離が長くて1日で歩き通すのは困難。そのため多くの人が、奥多摩湖畔の鴨沢(かもさわ)までバスで来て、直接、七つ石山を目指します。鴨沢から七ツ石山までの往復なら日帰りも可能です。

さらに雲取山を目指すなら、山小屋かテントで1泊するのが普通です。なお、稜線上にあった奥多摩小屋が2019年3月に営業を終了し、今はありません。テント泊も禁止されています(2021年8月現在)。そのため、七ツ石小屋か雲取山荘を利用することになります。

では、七ツ石山の山頂からの展望をお楽しみください。

※画面左下のTHETAの文字をクリックすると、よりワイドな画面でご覧いただけます。

この写真は、Webサイト『絶景360』の一部です。『絶景360』は、こちら(https://zk360.site)からご覧いただけます。 – Spherical Image – RICOH THETA

七ツ石山から雲取山と石尾根を望む全天球パノラマ写真。(2017/5/23)

七ツ石山へのアクセス

エリア:関東南部・奥多摩

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①JR奥多摩駅から鴨沢西行きか丹波(たば)行きのバスに乗り、鴨沢(かもさわ)で下車。そこから七ツ石山に向かって真っすぐ登るのが最短ルートで、コースタイムは約3時間半。車の場合は、加茂神社の脇から林道を登ったところに村営登山者駐車場がある。

②JR奥多摩駅から鍾乳洞行きのバスで中日原(土日は東日原止まり)まで行き、まず稲村岩尾根から鷹ノ巣山に登る。そして石尾根を歩いて七ツ石山へ向かうのも楽しい。ただし2021年8月現在、稲村岩尾根が通行止めのため、このルートは使えない。

③JR奥多摩駅から石尾根を登り、六ツ石山、鷹ノ巣山を経て七ツ石山へ至ることもできる。ただし行程が長く、中級者で丸一日が目安。その日は、七ツ石小屋に泊まるのが現実的。

④先に雲取山に登り、下りの途中で七ツ石山に寄るのもいい。雲取山から七ツ石山までコースタイムで1時間20分。七ツ石山から鴨沢バス停まで約2時間半。七ツ石山からJR奥多摩駅までは約6時間。いずれも、休憩時間は含まない。

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